2018/11/08

「AIによるヒューマンリレーション可視化ツールの作成」インターンシップ開催!

9月3日~7日の5日間、ドリーム・アーツでは2年目の試みとなるエンジニアインターンを開催しました!
(昨年の様子はこちら

東京から京都、広島、南は沖縄まで全国各地から9名の方にご参加いただき、私たちにとっても密度の濃い5日間となりました。

ありがとうございました!

 

テーマ
『AIによるヒューマンリレーション可視化ツールの作成』

ドリーム・アーツのプロダクトであるビジネスチャット「知話輪®」から抽出したデータをもとに、グラフDBを用いて社内の人間関係やコミュニケーション状況などを可視化するのが今回のお題です。

グラフDBに入れるネタとして用意したのは、社内コミュニケーションに使っている「知話輪」にこれまで蓄積されてきたデータ。
そこから関係性をたどってデータを引き出し、AIなどを使って分析したものを可視化していきます。
最終的な入出力は、「知話輪」上に存在するbotというかたちにしました。

テーマ設定からスケジュール・実装・発表までのすべてを各チームにお任せし、チーム開発の流れをリアルに体験してもらいました。

 

完成したbot

このトピックに一番詳しい人は? / あなたにおすすめのグループは? / 同じようなリアクションをしている人は?……など可能性は無限大ですが、どんなbotを作ったのでしょうか?
ここで実際に作ってもらったbotをご紹介します!

チーム「フレッシュエビス」

チーム「フレッシュエビス」のメンバー

作ったのは「最強の1人を決める」bot。

ここで言う「最強」とは主に、「知話輪」に入り浸っている人のこと(笑)
入り浸ると言うと聞こえが悪いですが、使用しているタグが多い、リアクションを使いこなしている、返信が早い、などの要素は積極的に「知話輪」を活用している人の特徴。いろいろなところに広く顔を出し、さまざまな話題に関わっている人なのでは、と考えたそうです。

主に使ったパラメータは以下の3つ。

・知話輪のログイン率(アクティブ率)
・返信の早さ
・利用しているタグの種類

「最強」の知話輪ユーザー分析結果
*テストデータのため、実際の氏名とは異なります。

「Who is the 最強?」とメッセージを送ると、こんな風に名前とそれぞれの最強度スコアをグラフにして返してくれます。
だれがなにに詳しいかがわかれば、若手が積極的に先輩に質問できる雰囲気作りに役立ちそう。ということで、初心者の心のよりどころになってほしいそうです。

チーム「頭文字B」

チーム「頭文字B」のメンバー

こちらは「送信先サジェストbot」を作成しました。

メッセージを送信する際に、だれにメンションをつけるべきかを推薦してくれる、というもの。
メンションがついた過去のメッセージとインプットされたメッセージの類似度を比較して、高いものから順に表示してくれるシステムです。

まずはDBからメンションのついたメッセージを取り出し、MeCabで学習用に加工。
その後、Doc2Vec(文章をベクトルに変換)とTF-IDF(単語に重要度をつける)という2つの学習アルゴリズムを使用してモデルを作成します。

「送信先サジェストbot」
*テストデータのため、実際の氏名とは異なります。

するとスコアが高い方のサジェストを採用し、送信した文章とメンションがついた過去のメッセージの類似度が高いものから順に表示してくれるという仕組みになっています。
「~いかがですか」「~の件」など内容が無い単語に反応しすぎないよう、TF-IDFで重みづけを調整したそうです。

「知話輪」「ちわわ」「Chiwawa」などの表記ゆれなども考慮できるようになれば、より精度が上がりそうですね。

チーム「ラッキーショット」

チーム「ラッキーショット」のメンバー

このチームが作ったのは「待ち時間bot」。

今メッセージを送ったら、すぐに返信をくれるのはだれなのか、何分で返信がくるのか、を教えてくれます。

「待ち時間bot」返信者

「待ち時間bot」返信スピード
*テストデータのため、実際の氏名とは異なります。

「受信者-送信者」と送ると、その人が返信するまでにかかる時間の予測が「10分以内」「2時間以内」「1日以内」の3段階で出力され、「グループ-送信者」と送ると、そのグループ内で早く返信してくれる率の高い人TOP3を出してくれます。

この結果を出すために使っているのが、その人の応答時間と人同士の関係性。
その人の応答時間を求めるために使っているのは、ある人が投稿したメッセージの投稿時間と、それに対するリアクションの投稿時間です。
関係性を求めるためには上記リアクション応答に加えて、その人宛てにメンションをつけたかどうか、その人がメッセージを投稿したグループに所属しているかどうか、その人がallメンションを飛ばしたグループに所属しているかどうか、という情報を使っています。
以上の2つを、ニューラルネットワークを使って学習させているのがこのシステムです。

 

ドリーム・アーツインターンシップ成果発表会

成果発表会にはなんと20名以上のスタッフが集まり、大盛況!
初めて触れる技術のキャッチアップや限られた時間の短さに苦労しながらも、各チーム本当にすばらしいアウトプットをしてくれました。

 

ドリーム・アーツインターンシップ参加者

新しい技術を使って、しかも初対面のメンバーと一緒にひとつのものを作りあげるのは、なかなか大変なもの。
「5日間、時間が経つのが早くて、本当につら楽しかった!」という声もあがるほど良い経験になったようです。
みなさんの笑顔から、達成感が伝わってきますね?

ドリーム・アーツでは今後も勉強会などのイベントを開催していきますので、興味のある方はぜひご参加ください。
一緒に学んでいきましょう!