2018/05/25

「スマートスピーカー×サーバーレス入門 -話題のスマートスピーカーの仕組みを知って、UXを設計しよう-」勉強会開催!

2018年4月21日(土)に勉強会「スマートスピーカー×サーバーレス入門 -話題のスマートスピーカーの仕組みを知って、UXを設計しよう-」を開催しました!

スマートスピーカー×サーバーレス入門勉強会満員御礼

当日は多くの方々に参加していただき、おかげさまで満席となりました。
ありがとうございました!

 

講師中川

今回の講師は、ガジェット好きの中川。
映画サイトや電子書籍ベンチャー、アパレルECサイトなど、さまざまなサービスのプログラマー経験を経て、弊社ドリーム・アーツに在籍しています。趣味は電子工作やイラスト。

さて今回の勉強会は、スマートスピーカーの仕組みを理解したうえで“どう使うか”という、UXのヒントを体験をしてもらうことを目的としています。
そこで、スマートスピーカーを使った新たなUXをデザインするはじめの一歩を、ハンズオン形式で一緒に体験しました。

では早速、勉強会の内容をご紹介します!

 

勉強会開始!

Google AIY Voice Kit「Google AIY Voice Kit」

今回は「Google AIY Voice Kit」を使用しました。
Google AIY Voice Kitは、Raspberry Piをベースに組み立ててオリジナルのスマートスピーカーを作成できるキットです。
Google Assistant SDKを利用することでGoogle Homeの一部機能も使えるようになります。(Google Play Music再生などはできません)

1.  「OK Google」以外でAIアシスタントを使ってみる

スマートスピーカーとやり取りを始めるときの合い言葉といえば「OK Google」。
このウェイクワード(ホットワードとも)と言われる呼び出しのフレーズは、Voice Kitを使えば変更できます。

今回は、「Snowboy」というクラウドベースで学習したウェイクワードのモデルデータを、Raspberry Piなどの環境で動かせるようにするライブラリを利用しました。

Snowboyからダウンロードしたウェイクワードファイルをスマートスピーカーで読み込ませることで、ウェイクワードを変更します。

ユーザー 「ブル●ン、今日の天気を教えて」
ユーザー 「中川、1+1は?」

目の前にあったお菓子のメーカー名や自分の名前など、さまざまなウェイクワードが設定されました。
一気に愛着が沸くUXの完成です!
会場では参加者がスマートスピーカーに話しかける声がやみませんでした。

 

2. 音声でビジネスチャットツール「知話輪®」に投稿してみる

スマートスピーカーに話した内容を、テキストで「知話輪」へ投稿します。
ここからクラウドサービスと連携していきました。

このフェーズでは[音声で内容を指示→テキストで投稿]と[音声→テキストへの変換]が必要になります。

今回は、AzureのCognitive Servicesのひとつである「Bing Speech API」を使用して音声からテキストへ変換。
そして、受け取ったテキストを「知話輪」へと投稿します。

ユーザー 「中川、おはよう、いい天気です」

音声でチャットツール「知話輪」に投稿

いろいろな言葉を拾っているので、うまく投稿されていないところも…

声による操作で「野渡 保幸」さんとして文章を投稿してくれます。
体調不良による欠席連絡も、スマホ操作不要でベッドからすぐに投稿することができます!

 

3. チャットツール「知話輪」の内容をスマートスピーカーに話させる

2.とは逆に、今度は「知話輪」に投稿したテキストを、スマートスピーカーで読みあげてもらいます。
このフェーズでは、[テキストで投稿する→音声で話す]と[テキスト→音声への変換]が必要になります。

変換には、Pythonからとても簡単に[テキスト→音声ファイル化]を実現できるライブラリ「gTTS(Google Text-To-Speech)」を使用しました。
「知話輪」に投稿された内容を、Node-REDを経由して、WebSocketで常時接続されたスマートスピーカー(Raspberry Pi)に転送します。
届いたメッセージ内容はgTTSでテキストから音声(mp3ファイル)に変換され、その内容をスピーカーが再生します。

チャットツール「知話輪」の内容をAIスピーカーで再生

スピーカー 野渡 保幸さんが「なかがわ、おきろ」と言っています

スピーカーが話してくれるので、わざわざチャットの画面を見に行く必要はありません。
作業が中断されないので、忙しいエンジニアのみなさんにとってぴったりなスマートスピーカーの使い方ですね。

 

以上でドリーム・アーツが用意した課題は終了です。
残り時間は各チームでスクリプトをカスタマイズしてみたり、Node-REDを実際に触ってみたりと、UX設計の実践に移っていきました。

 

終わりに

勉強会の後には懇親会を行いました。
ピザやお酒を楽しみながら、スマートスピーカーの話で盛りあがりました。

急速に広まったスマートスピーカーですが、買ったものの「どう使うの?」と持て余している人も少なくありません。
今回は、実際に手を動かして“作り方”を学ぶのではなく、スマートスピーカーの仕組みを理解したうえで“どう使うか”という、UXのヒントを体験をしてもらうことが勉強会の目的でした。
Voice UI活用のヒントは「~しながら」と、手を動かしながら操作ができることにあると考えています。
「~しながら」という新しいシーンに、古くからあるチャットという機能をクラウド経由で接続することで、新しい体験を作りあげることができました。
ぜひ、今回の勉強会をヒントに新しいUXをデザインしていってほしいです。

最後に記念写真を1枚!ありがとうございました!
スマートスピーカー×サーバーレス入門勉強会集合写真

 

当日の資料はslideshareにて公開しています。ぜひご覧ください。


弊社では、今後もこういった勉強会を企画・開催していく予定です。
随時、WantedlyConnpassなどで告知していきますので、興味のある方はチェックしてみてください。